国分寺・小金井市で、リラクゼーションと癒しを提供しているヒーリングサロン スターヴィラ「さくらgarden」です。
前回のブログ更新から、かなり時間が経ってしまいました。
この数ヶ月は、自分の本当にやりたいことと職場の環境、そしてサロンの方向性に微妙なズレを感じていたため、本当に書きたいことが書けずにいました。
職場の保育園は先月いっぱいで退職し、現在は地元の保健センターの広場で、そこに集う親子と関わる保育ボランティアの活動をしています。
今日も、保健センターでボランティアの活動をしてきました。
台風の影響で悪天候だったせいか、広場には2~3組の親子しかいませんでしたが、その状況の方がかえって子どもを連れたお母さんとじっくり話すことが出来ました。
自己紹介で私が栄養士と子育て支援員であり、先月まで保育園で働いていたことを伝えると、さっそくあるお母さんが子どものことで相談があると話しかけてきました。
彼女には、3歳2ヶ月の男の子のお子さんがいました。
その相談とは、子どもがうんちをトイレでしたがらない…というものでした。
うんちがトイレの水に落ちる音が怖くて、何度かチャレンジさせたけれどダメだったそうです。
他にも、食事の時に自分で食べようとしない・偏食が多い・ひとつの遊びに集中できず、すぐに他の遊びに手を出す…
などの相談をされました。
それらの相談に対して、私はその時の状況を詳しく聞きながら、細かなアドバイスをしていきました。
彼女は、私のアドバイスをひとつひとつ真剣に聞きながら頷いていましたが、ある部分で何度も頷きました。
ある部分とは、「どんな状況であっても、母親自身の軸がぶれているとそれは子どもに影響し、子どもも落ち着かなくなり、その結果母親も子どもに振り回されて、自分のしたい子育てが出来なくなってしまう。」というものでした。
ここでいう、「母親の軸がぶれる」とは、自分のしたい子育てに自信が持てないことが原因で、子どもの顔色や様子を伺って毎回やりたいことを変えてしまったり、他者からのアドバイスや情報を鵜呑みにして、それらに翻弄されて本当に自分のしたい子育てが出来ずにいる状態のことです。
彼女は、「私の軸は、ブレブレだわ~。」と呟いていました。
子どもの顔色や様子を伺いながら子育てをするのは、子どもの主体性を尊重する上でもちろん大切なことなのですが、それを一歩間違えると、子どもを甘やかす行為になってしまいます。
子どもを甘やかしていると、子どももそれをやっていいことだと認識して甘えがエスカレートしていきます。
こうなってくると、本当に自分のしたい子育てをすることが難しくなってきます。
子どもの主体性を尊重することと、甘やかすことは違いますよね。
子育てに真剣に取り組むことは、素晴らしいことです。
ですが、そこに集中するあまり本来の目的を見失ってしまったり、自分の思い通りにいかなくて苦しくなったりストレスを感じてしまうようであれば、それは今すぐやめるべきです。
一度、手を止めて目を瞑り、ゆっくりと深呼吸をしてみてください。
そして、自分は子育てで何をしたかったのかを思い出してください。
それを思い出せたら、それがあなたの本当にやりたいことです。
それが、子育てにおいての自分の軸になります。
自分の軸とは、子育てに限らず、どんな時でも必要とするものです。
自分の軸を保っていれば、どんな状況の中でも自分がぶれることはありません。
そしてそれは、常に母親を見ている子どもにも影響を与えます。
落ち着いている母親を持つ子どもは、落ち着いています。
子育てに迷いが出てきたら、一度止まって、自分と向き合ってみてください。
当サロンでは、子育てに悩んでいる母親を対象とした「お茶会&瞑想会」も行っています。
「お茶会&瞑想会」については、こちらをご覧下さい。