国分寺・小金井市で、リラクゼーションと癒しを提供しているヒーリングサロン スターヴィラ「さくらgarden」です。
今日は、食べものについてのお話を書きたいと思います。
あなたは普段、どのように食事をしていますか?
忙しい時は、とにかく掻き込むようにして食べている。
テレビやネットを見ながら、ダラダラと食べている。
一日3食は、食べていない。
食事のスタイルは、その人の生活スタイルによって様々だと思います。
ここで、質問です。
あなたの目の前に、あなたの一番好きな食べものがあったとします。
あなたはそれを、いつもと同じように急いで掻き込むように食べますか?
テレビに集中しながら、ダラダラと食べますか?
自分の大好物をゆっくりと味わわないで食べてしまうのは、もったいないですよね…。
せっかくだから、ゆっくりと味わいたいですね。
それでは、ゆっくりと味わうとは、どのようにすることなのでしょうか?
・舌で味わう
・食材の歯ごたえや、食感を楽しむ。
・食材の彩や盛り付けを、目で見て楽しむ。
・食材の香りを楽しむ
・食材を切る音や歯ごたえを、耳で楽しむ。
…それは、五感をフルに使って、食べることを楽しむということです。
これらは急いで食べたり、テレビに集中していては、なかなかできません。
そして、もうひとつ…食材を味わうのにとても効果的な食べ方があります。
これは、大人よりも子どもの方が、よく知っているかもしれませんね。
そう、手で食べることです。
手で食べることは、舌だけではなく指先でも食材の感触を楽しむことができます。
でも、手で食べることに抵抗がある方もいらっしゃると思います。
それでも皆さん、子どもの頃に手で食べていた時期はありましたよね?
でもその後に、箸やスプーンなどを使って食べることを覚えて、手で食べることはパンやおにぎりくらいになってしまったのではないでしょうか?
それでは…普段の食事をいつもとは違うスタイルで食べると、どうなると思いますか?
例えば、あなたの目の前にカレーライスがあったとします。
でも、そこにはスプーンがありません。
仕方がないので、あなたはカレーライスを手で食べることにしました。
指先を、カレールーとごはんに突っ込みます。
すると…ものすごく熱くて、驚いたあなたはとっさに手を引っ込めます。
それでも食べないとならないので、あなたは熱いのを我慢しながら、指先を使ってカレールーとごはんを混ぜながら冷ましていきます。
その時、あなたは思うはずです。
いつも私は、こんなに熱いものを口に運んでいたのか…と。
指先が火傷するくらい熱く感じるものを、口に入れる直前に少し冷ましはしますが、それでもまだ熱い状態で口の中に入れていたことを、手で食べることによってあなたは初めて知るのです。
実は、この体験は私が実際にしたものです。
初めて、南インド料理のミールスという定食のようなものを家で作って、手で食べた時の感想です。
(お店で提供されるミールスは、熱くはありません。)
この時私は、こんなに熱いものを普段体に入れていたなんて…と、ショックを受けました。
これでは口の中も食道も、軽く火傷しているのではないか?と思いました。
実際に、手で触ってちょうど良いと思う温度まで冷ました食材を口に入れると…確かに適温で、美味しく感じました。
普段口に入れている温かい料理は、実は体にとっては熱すぎて負担をかけているのかもしれません。
食事をゆっくりと味わうことは、五感を使ってその食材を楽しむだけではなく、自分の体にとって適切なものを摂取するための大切な行為だと、私は思っています。
普段食べている温かい料理や冷たい料理を、手で食べることは特にオススメしませんが…一度やってみると、色々な発見があり面白いと思います。
もちろん、手で食べる時は手洗いをよく行ってからにしてくださいね。